鳥歳時記 久保山敦子
2011-11-12T17:51:50+09:00
saijiki33
この”鳥歳時記”は筑後支部報「まめわり」の記事より転載しています
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http://saijiki33.exblog.jp/13725058/
2011-06-06T16:32:00+09:00
2011-11-12T17:51:50+09:00
2011-06-06T16:32:01+09:00
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俳句
~鳥歳時記(76)~
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2010-03-28T10:42:00+09:00
2011-04-25T19:07:43+09:00
2010-03-28T10:42:25+09:00
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俳句
早春のもぐらの土をつつく鳥 敦子
おにぎりのてっぺんに胡麻鳥の恋 敦子
はじめの句
季語は「早春」で春。筑後川の河川敷のもぐらの塚はほこほこしていて、鳥たちにも魅力的らしい。
つぎの句
季語は「鳥の恋」で春。探鳥会のお昼ご飯のおにぎりを見て。]]>
~鳥歳時記(75)~
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2010-02-26T11:06:00+09:00
2010-02-26T17:54:45+09:00
2010-02-26T11:06:29+09:00
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俳句
雌の鴨すこし遅れて雄の鴨 敦子
鵲の巣の光も組んでをりにけり 敦子
はじめの句
季語は「鴨」で冬。水脈を引きながら二羽の鴨がすうっと・・・
つぎの句
季語は「鵲の巣」で春。大きな巣枝をあらあらと組んでいくのだが、下から見ていると、隙間だらけだ。]]>
~鳥歳時記(74)~
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2010-01-27T13:49:00+09:00
2010-02-26T17:53:04+09:00
2010-01-27T13:49:03+09:00
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俳句
庭隅はもう暮れてをり三十三才 敦子
鶴を見てきし男部屋女部屋 敦子
はじめの句
季語は「三十三才(みそさざい)」で冬。夕方ちかく、垣根の下に鳥影が。尾でわかったものの、庭に来てくれるとは。
つぎの句
季語は「鶴」で冬。鶴は家族単位で行動する、と聞いた。鶴見の夜は、男女に別れて宿泊。]]>
~鳥歳時記(73)~
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2009-12-25T18:53:00+09:00
2009-12-25T19:34:01+09:00
2009-12-25T18:53:24+09:00
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俳句
鷹になりきって鷹のこと話す 敦子
冬の鵙ひとりのほかは敗者なり 敦子
はじめの句
季語は「鷹」で冬。鷹はやはりあこがれの的。鷹のことを話す様子はまるで鷹の気持ちが解っているみたいだ。
つぎの句
季語は「冬の鵙」で冬。次点というのはやはり負け。
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~鳥歳時記(72)~
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2009-11-27T23:43:00+09:00
2009-11-28T00:04:44+09:00
2009-11-27T23:43:32+09:00
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俳句
色鳥や母亡きあとの母の友 敦子
木の皮を落してゆきし小啄木鳥かな 敦子
はじめの句
季語は「色鳥」で秋。秋に渡ってくる、羽根の美しい鳥のこと。40年逢わなかった母の友がはるばるお参りに来て下さった。
つぎの句
季語は「小啄木鳥(こげら)」で秋。庭の古いカエデはずいぶん虫にやられている。ある日コゲラが来ているのに気付いた。大きく皮がめくれて落ちていたのはこの鳥だったのか。
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~鳥歳時記(71)~
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2009-10-25T18:16:00+09:00
2009-10-25T18:46:43+09:00
2009-10-25T18:16:14+09:00
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俳句
雁や死んだことない人ばかり 敦子
砂浴びの好きな雀の蛤に 敦子
はじめの句
季語は「雁(かりがね)」で秋。死後の世界を考えてみたりするのも、秋がふさわしいような気がする。
つぎの句
季語は「雀蛤に」で秋。二十四節季の寒露の第二候。10月12日ごろ。砂浴びのあとを見つけて喜んでいる人がいた。
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~鳥歳時記(70)~
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2009-09-27T15:38:00+09:00
2009-09-27T15:54:49+09:00
2009-09-27T15:38:40+09:00
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俳句
泥の巣のときに恋しき秋燕 敦子
手を振って歩くさびしさ雁来月 敦子
はじめの句
季語は「秋燕」で秋。巣の周りを何羽も飛び回っているのを見て。
つぎの句
季語は「雁来月(かりくづき」で秋。陰暦八月の異称で陽暦では九月にあたる。鳥ははばたき、人は手を振って。
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~鳥歳時記(69)~
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2009-08-27T20:21:00+09:00
2009-08-27T20:58:18+09:00
2009-08-27T20:21:11+09:00
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俳句
鷭の子の駆けあがりたる蓮の葉 敦子
鰺刺や雨脚に日のさして来し 敦子
はじめの句
季語は「鷭(バン)」で夏。蓮池をめぐっていたら、岸にいたバンのヒナたちがおどろいて池に飛びこんだ。水面近くの蓮の葉にのぼって滑るのがおかしかった。
つぎの句
季語は「鰺刺」で夏。筑後川に近い中学校の校庭に産卵したという記事を見て、近くまで行ってみたのだが・・・
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~鳥歳時記(68)~
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2009-07-22T10:00:00+09:00
2009-07-22T10:14:54+09:00
2009-07-22T10:00:24+09:00
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俳句
枝に乗りしばらくじっと巣立ち鳥 敦子
ほととぎす鷹取山を越えゆけり 敦子
はじめの句
季語は「巣立ち鳥」で夏。昨年阿蘇でサンコウチョウに逢えた。それもちょうど巣を出るところだった。
つぎの句
季語は「ほととぎす」で夏。鷹取山には日本でいちばん高い山城があった。耳納連山の南面から眺めたほととぎす
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~鳥歳時記(67)~
http://saijiki33.exblog.jp/9919078/
2009-06-28T23:11:00+09:00
2009-06-28T23:30:05+09:00
2009-06-28T23:10:52+09:00
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俳句
葭切の巣や三本の葭を寄せ 敦子
草原の木のぽつねんと雪加鳴く 敦子
はじめの句
季語は「葭切(ヨシキリ)」で夏。筑後川でエツが解禁になった。城島のエツ祭の会場に飾ってあったヨシキリの巣。
つぎの句
季語は「雪加(セッカ)」で夏。阿蘇の草原はいつ来ても雄大ですばらしい。野焼きで少し焦げた木も、葉を茂らせている。
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~鳥歳時記(66)~
http://saijiki33.exblog.jp/9779597/
2009-05-26T22:16:00+09:00
2009-05-26T22:39:06+09:00
2009-05-26T22:16:00+09:00
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俳句
花たべてふくらんでゐる春の鵯 敦子
雀の子空家に錠のさされをり 敦子
はじめの句
季語は「春の鵯」。今年は庭のコブシにたくさん花がついたのだが、ずいぶん食べられてしまった。貪るような食べ方をしたあと、枝でふくらんでいた。
つぎの句
季語は「雀の子」で春。もう入居のない市営住宅は外から錠が掛けられていた。
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~鳥歳時記(65)~
http://saijiki33.exblog.jp/9635242/
2009-04-23T13:09:00+09:00
2009-04-23T13:23:13+09:00
2009-04-23T13:10:57+09:00
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俳句
もうひとり子を持つ話百千鳥 敦子
春風や鳥のなまえを書きつらね 敦子
はじめの句
季語は「百千鳥(ももちどり)」で春。春に鳴き囀る小鳥達。なぜか一族に一人っ子が多いのだが・・・
つぎの句
季語は「春風」で春。いつも探鳥会では、人のノートを見せてもらうばかり。句帳は持っているけれど。
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~鳥歳時記(64)~
http://saijiki33.exblog.jp/9530911/
2009-03-30T18:52:00+09:00
2009-03-30T19:24:15+09:00
2009-03-30T18:53:56+09:00
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俳句
陽炎や立ち上がりたる鶴の脚 敦子
学校のまはりを掃く子つばめ来る 敦子
はじめの句
季語は「陽炎」で春。畦に座っていたツルが立ち上がると、一瞬、ゆらゆらと陽炎が。
つぎの句
季語は「燕」で春。武家屋敷のある町。学校の敷地のまわりも生徒が掃除している。通りかかると挨拶をされた。
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~鳥歳時記(63)~
http://saijiki33.exblog.jp/9392982/
2009-02-26T16:20:00+09:00
2009-02-26T16:40:11+09:00
2009-02-26T16:21:55+09:00
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俳句
かいつぶりならばそろそろ潜るころ 敦子
さっきとは違ふ雲雀の揚がりけり 敦子
はじめの句
季語は「かいつぶり」で冬。少し遠いところの水鳥。そばにいた人がつぶやいた。
つぎの句
季語は「雲雀」で春。雲雀が降りてきては揚がる。筑後川の土手で。
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