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この”鳥歳時記”は筑後支部報「まめわり」の記事より転載しています


by saijiki33
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~鳥歳時記(21)~

まめわり2005年6月号掲載

子を待てば鳴きたる夜のほととぎす 敦子   

羽抜鶏蹴爪に羽毛からみをり 敦子



はじめの句
季語は「ほととぎす」で夏。
布団に入ってから、かすか遠く啼く声を聞いた。
息子の帰りが遅い。



つぎの句
季語は「羽抜鶏」で夏。
鳥類の羽毛が抜け替わるのは6月ごろ。
寺に飼われている軍鶏だったが、自慢の蹴爪に
絡みついているのが、なんともおかしかった。

by saijiki33 | 2005-06-01 14:49 | 俳句